いつもレインボークリニックをご利用いただき、誠にありがとうございます。
本日は看護科より白衣高血圧と仮面高血圧、家庭での血圧測定のおすすめについてご案内いたします。
昨年10月の記事で、仮面高血圧のお話をさせていただきました。
仮面高血圧とは 病院や健康診断受診時に、診察室・計測室で測る血圧が正常でも自宅での血圧は高い状態。 ※高血圧症を見逃しやすい。
それとは反対に、家庭での血圧は正常でも、受診時、診察室・計測室では血圧が高く出てしまうことを、「白衣高血圧」と言います。
これは、緊張などから一時的に血圧が高くなる現象です。
受診時や外出時の血圧値をみて、高血圧の診断をすることには危険があります。
白衣高血圧の方に降圧剤を処方すれば、必要以上に血圧を下げることになります。
また、“私は白衣高血圧だから健診での血圧は高くても大丈夫”と思い込んでしまうと持続的な高血圧症を見逃すことになります。
そこで、自宅での血圧測定を続けることが大切になります。
高血圧症と診断され、降圧剤を飲み始めてからでも、家庭での血圧測定は続けることが重要です。
薬の効果を評価するための大切な要素となります。
かかりつけ医に受診の際には、必ず記録した紙をご持参頂き、主治医に見せてください。
また、血圧測定器では脈拍数も表示されます。ぜひ、脈拍数にも注目してみてください。
血圧や脈拍数は、呼吸一つで変動します。身体や精神的にストレスを感じていれば、血圧や脈拍数は高くなります。
血圧が高い + 脈拍数が多い = もしかして緊張している?・・ということも考えられます。
一時的血圧値の上昇、白衣高血圧かどうかの評価の参考になります。
1日の中でも人間の血圧は、変動します。
人間の身体は、朝起きる準備をするために血圧が上がります。夜は、身体を休めるため、特に睡眠中は下降する。という変化します。
気候の暖かい時、精神的にリラックスしている時は低く、寒い時やストレスを感じている時は高くなります。食事や運動も血圧値や脈拍数に影響します。
ご自身の血圧値や脈拍数を知ることは、将来、高血圧症を見逃さず、脳出血や動脈硬化による様々な病気の予防につながります。
レインボークリニックにて健康診断をご受診の際、ご自宅での血圧値をお聞きすることがありますが、これは健診結果と合わせて診断するために大切なことと考えておりますのでご協力くださいますようお願いいたします。
ご自身の健康はご自身で守るという意識づけのためにも、是非、ご自宅での血圧測定をお勧めします。
測定方法や注意事項等、ご不明な点がございましたら、スタッフまでお気軽にお尋ねください。
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