さいたま市、健診専門施設のレインボークリニックです。
いつも当クリニックをご利用いただきまして、ありがとうございます。
今回は看護部門より、高血圧についてお話いたします。
よく聞く言葉ですが、分かっているようでよく分からない方が多いのではないでしょうか。
「血圧が高い」「高血圧は危険」とよく耳にしますが、具体的にはどんなことでしょうか?
血圧は、血液の流れが血管の壁を押す力を指します。この力が強い状態が続くと、血管はそれに抵抗しようとしてだんだん硬く、厚くなります。これを動脈硬化といい、放置すると脳卒中や心臓病、慢性腎臓病などを起こしやすくなります。
高血圧は自覚症状がなく進んでいくため、体調の変化となって現れずにある日突然病気を発症してしまう可能性のある、放置すると恐ろしい病気です。普段から血圧を測らない方は血圧が高いことに気づかずに過ごしてしまっていることも多々あります。ぜひ自分の血圧を測定し、普段の数値を把握しておくことをお勧めします。
ここで、家庭血圧の正しいはかり方をお伝えしますので是非参考になさってください。
〇上腕血圧計を選びましょう。
〇朝と晩に測定しましょう。
・朝の測定:起床後1時間以内、朝食前、服薬前。
・晩の測定:就寝直前。
〇トイレを済ませ、1~2分椅子に座ってから測定しましょう。
〇1機会に原則2回測定し、その平均を取りましょう。
〇週に5日以上測定した結果を主治医にお見せください。
診察室での血圧が正常でも家庭血圧が高い状態を「仮面高血圧」と言います。この仮面高血圧は家庭において血圧を測定していなければ見逃されてしまいますが、危険度は持続性高血圧と同じかそれ以上です。
※家庭血圧において、135以上/85以上は医療機関への受診をお勧めします。
また、健診で高血圧を指摘されると「塩分を控えればいいですか?」と仰る方がいらっしゃいます。血圧をあげる要因には、塩分過多だけではありません。喫煙、運動不足、ストレス、遺伝、加齢など様々なものがあります。高血圧だとわかったら、適切なタイミングで受診し、生活習慣の改善やしかるべき治療を受け、高血圧の先にある大病を予防できるように血圧のコントロールをしましょう。
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